Artists
ベルントは1931年西ドイツのジーゲン生まれ、ヒラは1934年ポツダム生まれ。最初ジーゲントの工場や住居を写真で撮り始める。やがて産業化の時代の背景として給水塔、石炭炉、ガスタンクなどを出来るだけ周囲の風景を取り去った形で撮影し「無名彫刻」と名付けた。観察者が風景の中の構造物を如何に認識するかという問題を投げかける。つまり我々は自然の中に或は風景の中にある構造物を頭の中で周囲を消し去り構造物に意識を集中して認識し刺激を受ける。もちろん同時に全体を一幅の絵画としても感じ取る習性も持っていると思う。