HIROSE COLLECTION

Artists

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LAWRENCE WEINER| ローレンス・ウェイナー

 1942年生まれ。美術表現として実体の無い言葉を使ったアートを創設した作家である。作家は言葉を創造し、その実体化はキュレイターなり美術館側、所有者にまかされる。その支持体は美術館の壁でも、天井でも床でもどこでも良い。或は外壁に描かれたり、船の側面に描かれたり、町中の目立つ所に描かれたりする。ウェイナーはニューヨークのマンホールの蓋に描いた。それは今でも残っており見る事が出来る。アートは最早美術館の物だけではなくなった。人々は言葉を見て、自分なりに解釈し、自分のの心の中にアートを作る。文学や詩とどこが違うのか?大きくビジュアル化された短い文章は見る者にとってインパクトが強いためか?想像力を膨らませる余地が大きいためか?誰も思いつかなかった言葉のアート化。それを今回は展示してみた。



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Peggy 1968年 グラフ紙へのペンによるドローイング
30x23,5 センチ

1マス、2マス・・・7マスと白く抜けている。ペジーという女の子の年令か?成長を現しているのか?
この手の作品はカタログを見ても多くは作っていない。

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With Relation to the Various Manners of Use
1978年 言葉

美術館の機能を現していると思われる。この頃多くの作家が美術館の役割に対して疑問を呈していた。
ウェイナーの代表作の一つと思われる。

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Hung over the side & lowered into the depths
1985年 言葉

思い切ってデフォルメしてみた。

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Easy come,easy go
1989年 紙に鉛筆とインクでドローイング

作品の配置の試行過程を描いたか?

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